20年ぶり、創刊以来2人目となる超楽篆
一昨日から、7月に楽篆へ出品した作の評価が“超・楽篆”となり「おめでとう」のメッセージが入ってきてました。昨日、技能まつりから戻ると楽篆が届いていたので確認しました。
この「超・楽篆」の評価は、創刊以来2人目となります。
1人目は、奈良県大和郡山で同じ印章業者である石間彰先生で、それ以来、20年にわたり“超・楽篆”の欄には「該当作は、きっと次回に」の文字が毎回記載されていました。
講評が、記載していました。
奇抜なデザインや、珍しい文字を採用しよとする自分を押し殺し、一般的な字形かつ、一般的な形を心掛けてきた結果が実りました。
≪ 篆刻で重んじられている三法 ≫
字法:適切な文字の形を選択すること。
章法:印面に文字を入れた際のそれぞれの文字のバランス。空間の取り方。
刀法:勢いよく刀を引き、キレのある線が出ているか。線、枠の砕き方など。
側款が入っていなかったので、今朝、「荷心香 超楽篆作 令和五年七月 宗典刻」側款を入れおきました。
篆刻の作品も結構、増えてきましたので、印を納める桐箱を用意したいと思います。
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超・楽篆の評価を得られたのは、篆刻・書の基礎を教えて頂いた角井大拙先生。印稿で悩んでいる時に「木口(実用印)のような小篆で入れればいい」と助言を頂いたことで作風が大きく変化しました。更に大印講習会で多大なるご指導を頂いた石井良典先生。
石間彰先生には、分間(線と線の間の空間)を均一にする重要性を説いて頂いたり、小さな印の落款印を見せて頂き刺激きました。 楽篆に出品する際には添削希望で出すと、毎回、小池大龍先生から添削や、ご指導のコメントを頂いており考え方や、捉え方を修正ができ糧となってます。
また、木口の指導から、印章の本義、職人としての心得などを説いて頂き、北村先生を紹介して頂いた三田村薫先生。
そして、今年から日展作家であり同業者でもある北村鐘石先生に通信で師事して頂き、有難く感じております。5月ごろから北村先生のご指導で、今まで自信を持っていた作が稚拙な物に見えるようになり、未熟さを痛感することができた事は非常に大きな収穫であり、嬉しいことでした。
私は、多くの先生方に巡りあって多くのことを学ぶことが出来たのは幸運です。今後、再び超・楽篆の評価が得られること、また、展覧会で上位に食い込めるように精進して参ります。
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コメント
凄い、超・楽篆初めて見ました。めいらくさん以来二人目ですか。
約10年に一回ぐらいの選出だとしたら、私はもう見ることはないかな?
上野様、ありがとう御座います。
まだまだに詰めるとこがありますが、10年以内に再び超楽篆に輝ける作をつくれるよう精進して参ります。
超・楽篆選出おめでとうございます
ありがとう御座います。^^