山下清の実印をつくるとしたら…
山下清展に行ってきました。
ドラマで観てたので知っているだけに一度は観てみたいと思い、前売りチケットを購入してました。
また、絵は観るだけでは「綺麗だな」とか、「好みの絵だな」で終わってしまうので、トークイベントの日に行き解説を聞きながら観てみたいと思い、先週の土曜日に行ってきました。
会場では、音声ガイドのレンタルもあったので、トークイベントに加え音声ガイドを聴きながら、描いた絵の背景や、清氏が、なぜ放浪をはじめたのか、放浪記をなぜ書いたのかなど知り絵を観ることで鑑賞の面白さが深まります。
会場を出ると2時間ほど経っていて見応えある展示でした。
今回の作は、細枠の中字で作ってみました。
山は、画数が少ないので、印篆の字形を小篆風にアレンジして配字しました。また、1行目2文字(山下)、2行目を1文字(清)なので、1行目の横幅を広く、その分、2行目の横幅を狭くして文字の大きさの調整をしてます。
1行目、2行目ともに同じ幅で作ってしまうと、清が凄く大きく見えてしまうので、大きさの調整が必要となります。
印文:山下清
書体:篆書体(小篆)
作風:細枠の中字
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12年前、父が闘病生活になり、私が急遽、全ての工程を手掛けることとなった頃…。
お恥ずかしながら碌な仕事ができてなかったので、作っては彫り替え、作っては彫り替えとして没にしてた印材が溜まってました。
黒水牛は破棄しても象牙だけは破棄せず取って置いたことが、今となっては作品の材料となって良かったと思います。
今、その印材を活用して作品をつくってますが、29本あった象牙の印材が尽きてしまいました。そこで、3等分にすることで、作品が更に116品つくれると考え、円盤ノコで裁断しながら材料を確保してます。
ここ2年ほどで、そこそこの量の作品をつくってきたので裁断して、桐箱に入れて陳列できるようにしてみたいと思ってます。
桐箱が出来上がりましたら作品を入れて、ブログでもお披露目できたらと思っております。
コメント
山下清展、見応えありそうですね。昔テレビドラマでみていました、懐かしいです。野に咲く花のように風に吹かれて〜♪主題歌(歌ダ・カーポ)も懐かしいです。
見応えある内容でした。
ドラマは誇張していたので、山下氏がクレームを入れに行ってたようです(笑)
また、暑い日は浴衣、寒い日は着物を着ていたそうです。
ドラマが始まってからは、スーツにベレー帽を被り、身なりを気にしてたそうです。