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油分の多い、少ないの差

印泥は、購入した状態で使うと印面に必要以上に印泥がつき、捺印すると印面の線の太さよりかなり太くなります。また油分が多いことで捺印後に油が広がり汚くなります。

油の広がりは、捺印した紙の裏にベビーパウダーを降り掛けておくと油の広がりを抑える対策になります。

今まで使ってきた印泥は、油分を減らし過ぎて印影がカスレが生じます。また発色もよくなく艶がない印影となってました。

そこで、新しい印泥を混ぜて油分を増やしましたが、油分の量が多くなり油取り紙を使って油分を取っていました。

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本日、印泥の具合をみる為に捺印しましたが、まだ線が太くなります。特に線が交差する部分は墨だまりのようになって、本来のスッキリとしたキレのある線が出ません。

左の印影:油分が少ないので、印文の線は鮮明に出ますが、白の点々がまばらに入りカスレてます。枠は太いのでカスレているのがよく分かります。

右の印影:まだ油分が多く、捺印すると実際の線より1.5倍ほど太さになってます。色の発色はすごくいい感じです。

篆刻となると、細かい雅味(欠け、切り込み)などが油分が多いと潰れたり、丸くなったりして味わいを損ねます。

もう少し油を取る必要があるので油取り紙の上にペーパーウエイトか、印材を置いてその上に文鎮などの重しを置いておくと油が取れやすくなります。

この様に油を抜いていく途中、油取り紙を交換する際に印泥をよく練ったあとに捺印して、まだ油を抜くか判断してます。

寒くなると、暖房をつけて室温は22℃前後に保った状態で捺印してます。室温でも差が出るので要注意です。

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