油取り紙を使って、印泥の油を抜く
油分が少なくカスレてた印泥に20年前であろう古い西冷印社の美麗を混ぜました。この頃の美麗は、今の物と違って暗過ぎずいい色をしてます。
混ぜて練ってみると、油分が多いので油取り紙を使って油分を抜いていってます。
油取り紙を折らずに印泥の上に1枚目は捨てずに使います。
2枚目、3枚目の油取り紙は捨てて、1枚目は破らないように剥がして、印泥を練ります。
≪注意点≫
新品の状態や、まだゆるい状態の印泥の場合は、練らずに1枚目以外の油取り紙を交換するだけにしておいた方がいいです。1枚目を剥がそうとすると粘着してて破れます。
粘度が落ちてきたら、油取り紙を剥がして練ってから、再び油取り紙を置きます。
私の印泥は2両ほどだったので、2枚目以降は、油取り紙を4つ折りにしたらちょうど良い大きさになりました。
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重しを乗せた方が早く抜けます。画像のように幾つ積むと倒れるので御注意ください。また柔らかさに応じて重さを変えていくのが良いかと思います。
あとは、どこまで油分を抜くかですが、確認の仕方として…
印に印泥を付けて何度か捺していくと印影が薄くなっていきます。 薄くなった状態の印影は、細かい部分が印泥の広がりや、滲みがなくクッキリと輪郭が分かります。その印影の状態が、濃ゆい状態で捺印できるまで油を抜いていきます。
油分を抜き過ぎると濃ゆい状態で捺印できなくなります。そうなったら同じ種類の新しい印泥を少しづつ足して油分を加えて下さい。
一気に混ぜると私の様に抜かないといけなくなります。