象外:世俗を離れた世界(篆刻)
印文:象外
文意:心が形象の外に超然といる。世俗を離れた世界。
出典:孫秋
印材:寿産石
大きさ:30mm×30mm
初めて斉白石の作を模倣してつくってみました。
斉白石の印は、1本の線の片方はスパッと切れた線質に対して、反対側は、砕いた粗さが目を引く線質で、この粗々さをどう刻せばいいのか悩みました。
1つ思い浮かぶが、それをやると線が砕ける危険性が非常に高い。今回は、刻し方は全く違うと思うが、両方とスパッとした線で刻した後に片方だけ線を砕いていきました。この方法は、斉白石が刻した方法と絶対、違うと思うw
印材は、1,500番の耐水ペーパーで磨きあげて、バフ掛けしました。
バフ掛けの際に緑のコンパウンドを使っているが、もっと細かいコンパウンドが良さそうに思えてきた。
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斉白石の印は、枠が太く、文字は枠にくっ付けるほど印面全体に伸ばして配字させてますが、どうも抵抗があるので線質のみ真似てみました。
そうそう北村先生に瓦礫放光の印稿を書き印のように赤に色付けして送ると、1文字1文字はいい字形だが、4文字の融和が取れてない。そこなんです!私が乗り越えないといけない壁。1文字1文字それぞれ良くても全体の融和が取れてないと美しさを感じられない。この融和の美的感覚を身に付けたい。