奔雷墜石(篆刻)
祭りが終わり、担当部門の支払いや諸々のことを済ませ、金曜の夜から月曜日の夕方に掛けて作品づくりに当ててました。
まずは1寸2分角の角印に取り掛かり、月曜日の午前中に最終仕上げを掛け完成させました。そこから篆刻の作品づくり。
両方とも突貫工事のように休日返上で作業を黙々と進めていきました。
月曜の15時前には出来上がりましたが、ここから苦手な捺印という最後の難関がやってきます。
6cm角の印となると、一度、押しただけでは印泥が綺麗につかないので、印矩というL型もしくは、T型の器具を使って位置合わせをして、紙から印を離して印泥を付け直して、再び同じ位置に捺します。
これが、ほんの少しだがズレたりする。今回の印材は角が直角でなかったので印矩の二辺には当たらず、一辺に当てて印を紙から離したり、捺したりしますが、ズレが生じる。
また、2度押しで位置がピッタリ合ってても部分的に印泥が綺麗にのらずカスレが生じたり、馬簾で擦っている途中に紙を汚してしまっていたりと何度も押し直しが起こります。
ブログランキングに挑戦中です。
ポチッポチッと、応援よろしくお願いします(。-人-。)
印文:奔雷墜石
意味:激しい雷と、転がり落ちる石。激しい様を表している。
大きさ:60mm×60mm
印材:白雲彩凍石
枠などは後から切り込んで欠けを表現したが、白雲彩凍石の欠けを加えると、自然さに欠ける欠け方になるから、どの様に刀を入れればいいか探求しないといけない。
≪ 関連記事 ≫