パズルを紐解くように文字を組み替えていく面白さ。
4月29日~5月5日まで休みとさせて頂いてます。
が…
予定を立ててなかったので、ロールカーテンを下して実印を1顆と、作品を1顆つくってました。
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文字と文字との関係を見る
今週のお題は「内健外順」
意味:内面は弱いのに、外見は強く見えること。
今回の字面は、粗密粗密の組合せ。
2行にすると上の2文字が粗、下の2文字が密となります。
文字と文字とのバランス
「内外」は長脚にし易い文字なので少し狭くしたが、左右に伸ばすことで小ささを軽減。「健順」を広めに書き入れて大きさのバランスを取りました。
文字の線を工夫する
順は、川の部分の起筆の部分を高さを変えて上部の空間を埋める効果も狙ってみました。
ただ、健の方は線を下手に動かすとバランス崩してしまうので、人偏を金文(人を横から見た形)の形を一旦、採用しました。ですが、左側に空間を生み、それによって健の文字が左に寄っているように見えてしまったので篆書の人偏に再度、戻しました。
パズルを紐解くように
印鑑をつくる上での醍醐味は、完成図面となる印稿を筆で修正しながら書いていくことと私は感じてます。
パズルを組み合わせて1つの答えとなる文字と文字とが落ち着いた形に導くのが一番の面白みがあります。
展覧会に出品する作は、オーソドックスな形でないといけませんが、仕事や、今回の様な自由な作の場合は、縛りがないので自由に文字を描くことできます。またこれが私のオリジナルの印のスタイルとなります。
但し、私が生み出した物ではなく、今までの素晴らしい印人の作を見て、私の中での無理のない線の曲げ伸ばし、文字の配置をしているだけです。多くの印人のお陰で、印鑑のデザインが描けていることに感謝しております。
ご注文の際は…
この様なデザインのご希望の際は、「中枠細字」とお伝えください。