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印鑑は、机の引出しに入れっぱなしだと危険!(印鑑の保管)

印鑑(認印)を会社の机の引出しや、ロッカーに置きっぱなしにしておくのは避けるべきです。不在中に無断使用される危険性がありますので、印鑑の保管には気を付けないといけません。

事務処理の一環で捺す物と安易に考えられがちな認印ですが、捺印されることによって大きな意味合いがある重要な印鑑です。
無断使用での事件を調べていくとやはり起こっているようです。2例ほど記事を記載しております。

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事例1)無断で上司の印鑑100回超押す 区役所職員を懲戒免職

神戸市は8日、上司や市民の印を100回以上不正に押したり、市民に交付する文書の日付を改ざんしたりするなど、不適切な事務処理や公文書の偽造を重ねたとして、東灘区役所の女性事務職員(28)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。「事務処理の遅れが上司や同僚に発覚するのが怖かった」と話しているという。

 市によると、職員は2017年4月に同区役所の健康福祉課に配属され、知的障害児の福祉サービス申請などの業務を担当。事務処理が追いつかず、同年9月ごろから18年11月にかけて、市民の申請2件に対し自前で購入した印鑑を書類に勝手に押したり、内部の決裁資料に上司の机から持ち出すなどした印鑑を100回以上無断で押したりしたとされる。上司の印鑑は、退庁後に再び職場へ戻るなどして持ち出したという。

 職員は昨年10月にも市民の申請書を紛失し、その後の連絡も怠ったなどとして停職3日の懲戒処分を受けたが、「他に未処理の書類はない」などとうその報告をしていたという。同年11月に他部署の照会で不正が発覚した。
(2019年3月8日 神戸新聞の記事より)

事例2)文化財技師を停職1月 三重県教委が処分 上司の印鑑、無断で使用

上司らの印鑑を無断で使ったなどとして、三重県教委は24日、埋蔵文化財センターの男性文化財技師(30)を停職1月の懲戒処分とした。また、管理監督責任として、同センターの男性所長を厳重注意とした。

県教委によると、男性技師は平成30年12月から今年1月にかけ、上司ら5人の印鑑を机の引き出しから無断で取り出したほか、8人分の印鑑を量販店で購入し、作成した文書の決裁欄に押印した。

今年1月、センターの職員が決裁欄の印影が自らのものと異なることに気付いて発覚。発掘調査を委託する業者との打ち合わせ記録や業務計画書など、4件の文書を不正に作成したことが判明した。

男性技師は県の聞き取りに対し、無断で印鑑を使った理由を「業務の遅れを取り繕おうとした」などと説明。「職場だけでなく、県民からも信用を傷つけてしまい、申し訳ない」と話しているという。

廣田恵子教育長は24日の定例記者会見で「誰かの印鑑を使うようなことは考えられない。基本中の基本ができず、非常に情けない。再びコンプライアンス(法令順守)を徹底しなければならない」と述べた。

また、当初は検討していた男性技師に対する公文書偽造容疑などでの刑事告訴を見送ったことを明らかにした。理由について「事業に影響や損害を与えていないことなどを総合的に判断した」と述べた。
(2020年03月25日 伊勢新聞より)

中枠の細字で「平和」と彫る

まとめ

この様に発覚して新聞沙汰になるのは、氷山の一角でしかありません。会社内で厳重注意で終わったり、同じ印鑑で捺されてあって発覚せずにそのままになっていることも想像できます。最悪、勝手に捺されることで、本来の印鑑の持ち主が、あらぬ事で責任追及されることも考えられます。

ですので、印鑑の保管は厳重に施錠される場所がない限り、認印は重要な印鑑ですので常に持ち帰る方が良いと思います。

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