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認印は、なんの為?必要ある?

三文判の三文とは、「ちょっとした」「安価な物」「粗悪」の意味になります。 三文判は、パソコンの文字で大量生産でつくられた安価な判子(印鑑)です。

“認印”は、三文判で構わないという認識が強いかと思います。

そこで認印について書いてみました。

認印とは…

捺印することで「確認した」「承認した」という意思の担保になります。

※本人確認の為ではありません。

書類に対して、承認された書類かどうかの証です。

認印の効力…

煙たがられている認印を捺す行為は、文章の内容を承認したこと。または、契約の証になります。 なので、法律上では契約に置いて100円の認印を捺しても実印で捺した効果と同じく契約も成立します。

なぜ認印が必要か

実印、銀行印は、財産を管理するパスワード。
そのパスワードを頻繁にあかすことは避ける為、認印で承認したことを捺し、意思を書類に残すのが認印の役割になります。

本当に本人が押したのか分からない

三文判(認印)で押してあれば誰が押したのか分からないし、意味があるのか?と、いう声が聞こえます。

三文判を使うから問題なのです。
認印も実印、銀行印どうように各々違った形の印鑑を使用すること大切です。それが、“捺してあれば何でも構わないという言葉”が先行し、安易な考えで使っていることで、捺印の重要性、捺印の危険性などが理解されてなくなってきている思います。

安価な印鑑(三文判)

三文判は、パソコンの文字で彫られているので、彫刻機で同じパソコンの文字を使えば簡単に複製が作れる判子です。

また、三文判は認印だけで留まっていません。

実印、銀行印として注文しても5千円、1万円…、中には5万円以上の三文判が大量につくられ市場に出回っているのが現状であり、印鑑の闇の部分でもあると私は考えてます。

パソコンの文字

印章業者は、他業種からしたら極僅かでしょう。
その小さな印章業界の中でも判子職人は極僅かです。
その少ない職人は、襟を正したいという気持ちは高いのですが、印章業界において職人の声はなかなか繁栄されません。

そんな印鑑屋のいい加減さを止めさせるには、“パソコンの文字の禁止”を法律で定めるしかありません。だが、これはかなり高いハードルとなってます。

このままでは、三文判の実印が蔓延り。実印ですら信用を失う結果が目に見えている。どうにかならないものかと思う日々です。

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