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デジタル化による危険性と、印鑑の問題点。

docomo口座で端を発し、色んな金融機関から金が流出した。
またゆうちょのセキュリティの甘さ、4桁の口座番号の危うさまでもが指摘されている。

デジタル化が進み便利になる事は非常にいいことだと思うが、便利なればなるほどハッキングなどのリスクは高くなっていく。マイナンバーでの統一か、紐づけは危険も大いにあるのではないかと思う。

印鑑は、アナログなので損害を受けたとしても1人だけで済むが、デジタルになるととてつもない数の人が、多額の損害、多くの個人情報が流出などによる被害を被る。それはアナログの比にならない。

とは言え、今の印章制度は大きな問題がある。
私は印章店ながら、改善されなければ印章制度は廃止するべきだと思っている。

その問題点は

1、パソコンの文字で彫られた危険な印鑑が氾濫しすぎている。

2、パソコンの文字が、禁止されていない。

3、印鑑屋のモラルの低下。

4、印鑑に対して、家庭、学校、それに印鑑屋が捺印の重要性など教えきれてない。特に認印の重要性については。

デジタル化の危険性

今後、デジタル化は必要と思うが、重要なことに関しては印鑑などのアナログ的な安全対策も大切だと私は考えている。

アナログ的となるとサインもあるが、サインとなると鑑定士の存在が必要になるし、鑑定士に実際本人のサインということを立証してもらう必要性が出てくる場面もあり、調べていくと面倒なこともある。

印鑑は、「日本だけ」「世界は違う」「グローバル化に不要」と言われるが、スペインとの貿易でスペインから花押(日本独自のサイン)でなく、印鑑を求められ武将たちが持ちだし、江戸時代には商人まで普及し、今では日本独自の印鑑となり制度が作られた。これも日本らしさの1つ。

色んな面で欧米化がすすみ、日本らしさが薄れつつ今日。これでいいのかと思う。

だが、さきほど上げたように印章制度には大きな問題点がある。
この問題点を改善するには、職人の資格制度と言う意見もあるが、これをすると名義貸しや、監修となりいい加減な印鑑は作り続ける抜け道が発生する。

改善するべき点は
パソコンの文字を使用禁止することだ。

人の手で書いた文字の印鑑となると、下手であろうが安全性は担保される。
これは、印章業界ではほとんどの印鑑屋がパソコンの文字で作っているので大きな反発がある。
だが、襟を正し、印章の信頼を高める時ではないでしょうか。

この安全性の担保が一番重要。
そうでないと、印鑑に信用性がなくなり捺印の意味をなさない。

そして、契約、承認についての教育。

効率をはかる為に重要度合いに応じて省いたり、デジタル認証でいいと思うが、なぜ、捺印が必要なのか?そこを考えず面倒だから無くせというのはどうかと思う。

契約、承認については、便利と危険性は比例関係にある。

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