竹久夢二の実印をつくるとしたら…
日曜日は、のんびり過ごして3時すぎに高鍋町美術館で開催されている竹久夢二展を観に行ってきました。
絵は全く分からないんですが、ポスターを見てみたいというのと、日展出品を控えていますが、もうすぐ出来上がるので焦りもなく、週休二日にしたこともあって気持ち的にも観に行く余裕が生まれきてます。
竹久夢二は、明治40年頃から昭和初期にかけて画家として活躍されてた方で、人間関係の変化や、関東大震災などの時代背景によって絵の題材が変わったりしていた。晩年は、海外で個展を開くものの評価を得られず絶望して帰国するが、49歳の若さで結核を患って亡くなる。
絵は、なんとなくいいな~、そうでもないなと言う感じで見る程度ですが、竹久夢二の人生の出来事を追いながら絵を観ていくと面白さが出ます。
今回、初めて高鍋町美術館に足を踏み入れた。
中央に中庭みたいなのがあるが、陽射し遮るぎるためにブライドを完全に下した状態だった。
建物開口部に遮光ネットもしくは、布をたるませて張って、あまり手を加えなくてすむ枯山水にでもするといいと思うんだが、美術館の維持だけでもそれなりの予算が必要なので仕方ないとこなんだろうな。
夕方、店にもどり竹久夢二の実印をつくるとしたら…って、ことで作ってみた。
印稿を書き上げて、機械で彫らせる段階で「う~ん、やっぱりこの夢の形は駄目だ」って、なって印稿を修正。結果、一般的な夢の字形が一番落ち着くこととなりました。
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今回の材料は、印影からも分かるように黒水牛です。仕上げ刀を合計で3時間ほど何度も研ぎ直しをしながら仕上げてみましたが、象牙のように綺麗に線が出ない。やはり、象牙が最高の印材といえます。
日曜の夜中ごろには出来上がる予定でしたが、出来上がったのは月曜の午後3時でした。途中、雑用をしていたとは言え、ここまで時間が取られるとは思っていなかった(汗)
印文:竹久夢二
印材:黒水牛
大きさ:5分5厘丸(約13.5mm丸)
書体:篆書(中枠の細字)
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