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徳川家康の実印をつくるとしたら

印鑑は、もともと各々の職人の手書きの文字によって作られていたので、当然のようにそれぞれ違った印鑑(印影)が自然とできていました。それが今ではほとんどの印鑑が、パソコンの文字で作られることで、唯一無二が危うくなってきており、印影に個性がなくなっています。

パソコンの文字を使う事で同じ物が手に入ることにより印鑑への信頼性の低下、更には不要論まで出てきます。それは当然のことと私も思っております。

但し、僅かですが全国各地に手書きの文字で印鑑をつくる職人がいます。その職人に毎月お題を1つあげて作った印影もしくは印稿をInstagramに #本物の印鑑 とハッシュタグを付けて投稿して、多くの一般消費者に職人が手掛ける印鑑の印影、印稿を伝えないかと呼びかけました。

Instagramで #本物の印鑑 と検索を掛けると見れます。

そこで私は、書体は小篆を使い、枠を細く、文字を中太の作風でつくることにしました。

この作り方は、作品レベルなので象牙(上上)、象牙(特上)の料金で承る内容となります。

印稿を書く作業風景をニコンD5300で撮影。

鉛筆で書いた下書きを目安に微調整しながら筆で書いていきます。
一旦書き終えたら、胡粉(白)で修正を繰り返して書き上げていきます。

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下書きを終えた状態から、印稿を書き上げるまで3時間半。
「選字」→「草稿」→「下書き」→「印稿」まで6時間ほど掛かってます。

時間を置いて、もう少し手直しをしたいと思います。
書き終えたら、彫刻、仕上げという流れになります。

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