日々のこと

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印鑑を注文する上の判断軸

大印講習会の参考作品となる「好古」
大雑把に彫っていく粗彫りを終えたとこです。
単純作業で大した技術は必要なく、淡々と彫っていくだけです。

底は、極力凹凸がないように平らにしていきます。
文字以外の朱の部分はギリギリまで削り落とします。

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手彫りを極めていくと、彫刻機で彫った物に近づきます。
よく「手彫り、機械彫り」と区別されがちですが、重要なのはそこではない。
それよりも判断する軸は、「手書きの文字」か「パソコンの文字」かです。

印鑑で重要なのは

第1に他に存在しない印面
パソコンの文字なら他店でも全国各地で同じ企画物となる。
印面は、その店の職人の文字であるべき。
文字が下手であってもパソコンの文字よりマシ。

第2に文字の美しさ、空間の美
パソコンの文字の篆書体は丸ゴシック体に近い。
本来の文字は、微妙な曲線が入ったりするし、印鑑は朱と白のコントラストなので空間も重要な要素。文字が太く、空白が少ないのはどうかと私は思う。

第3に材料の品質、耐久性
石は割れる心配があり、木材は朱肉を吸い込むことで耐久性が落ちていきます。
金属類は、仕上げが出来ないので私は使用しません。
適切な印材は、象牙もしくは牛角と私は考えてます。
その中でも一番適しているのは象牙となり、当店では材質の美しさで並、上、上上/特上と3ランクに分けております。

以上の順位で考えてお求めてなられる宜しいかと思います。

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