慣れてきたら無茶をする大切さ
8分角に4文字の粗彫りは1時間40分でした。
う~ん、遅ッ!残朱も多い…wって、10年前の自分に言われそうです(苦笑)
仕事じゃないんだから、無茶しろよって思います。
サクサク終わらせて次の作品づくりと考えがあり、安全マージンを取ってました。
講習生へ…
間違わないで下さいね。
初めは“丁寧”、“確実”にですよ。
同じ物を何回も何回も彫っていくと初期段階での慣れが訪れます。
その慣れが第1ステージ!
たいていどんな事でもこの初期段階の慣れで満足して止ってしまいます。
慣れたのは上手い証ではないと思って下さい。
だが、この慣れでさえ到達するのは何人だろう…???
現状を見るとほとんどはここにすら到達しないだろうな。
残りたった半年しかないから家族の理解を得て仕事を優先するべき、家庭がどうのとか言ってたらいつになっても前には進まない。技術は諦めざる負えなく、パソコンのフォントで彫ったいい加減な物を売るしかない。
俺は短期的に集中してやり込む事は苦手だし出来ない。
だから、それまでに練習はしなくていいほど日々の仕事で彫ってきた。それをしていない者は今、やらざる負えない。
さてさて…話を戻して…
慣れてきたら、無茶をして下さい!!
時間を気にしながら、印刀も空間ギリギリの幅の印刀で思い切って深く彫る!4回で彫り下げていたとこを3回で彫り下げる。印刀を3回走らせていたとこを1回で終わらせる。 そこで無茶をして失敗しながら力の加減などを探っていきます。
後は、ただ彫るのではなく更に細かい部分を気にして刀を走らせ、印刀を走らせる長さに対しての力の加減。これを探求すると時間は短縮され、かつ綺麗に彫れるようになります。
慣れてきたら失敗を恐れず無茶をする事は大切です。
そうする事で更に上のレベルでの慣れがやってきます。その繰り返しです。