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文字のバランスをとる(神情朗達)

文字バランス調整

昨夜は八坂神社奉賛会の集まりがあり23時頃に店に戻りました。

人間ドックに行く前に書き上げてた「神情朗達」を見直しをして、「郎」が少し大きく見えたのと、「達」のシンニョウが旁(ツクリ)に対して大きいので修正。

印鑑で重要なのは文字のバランス

達のシンニョウの縦画2/3(約0.5~0.7mm)ほど右側に詰めて、その分、旁を広げました。
一筆書きでとはいかないので、墨と朱墨で交互に上塗りしながら線を整えていきます。

郎の篇となる「良」を線半分ほど狭くすることで、神との間が空くので神も右側に線の1/3ほど広げ空間を埋めました。

これで印鑑完成!
この後、機械で彫ってもいい程です。

印鑑は、「手彫り」よりもこの「文字をデザインする」事が一番重要です。
いくら手彫りでも雑な字入れでは品の無い印鑑になります。

印鑑の要は、文字にあります。
途中の手彫りの工程を機械に任せて、最後の締めとなる「仕上げ」で仕上げ刀を使って文字の美しさを整えるのも良いと考えてます。

印鑑の大切なこと

意外と時間を使ってしまって終わったら1時過ぎ…
時間の掛け過ぎ…やっちまった…orz

字入れが終わったので、今夜、サクッと粗彫りしてみます。
粗彫りは単純作業なので、肩が凝ったりしますが「字入れ」や「仕上げ」の工程に比べたら楽な作業です。

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