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京都の天然砥石

2週間前に大阪の友人Mから「分かってないな~砥石に拘ってないから俺を越せないんですよ!」(-。-)y-゜゜゜
「あと、名倉も落ちがいい物を使っているけど、それって粒子が粗いんとちゃいますか?もっと細かい粒子が出る名倉を使わんとアカンとちゃいますか?!」(-。-)y-゜゜゜
「道具に頼るのはアカンけど、いい道具を揃えるのも腕やで!」(-。-)y-゜゜゜と、いつもの激励なしの叱咤されてました。

とは言え、深くまで彫り下げて学ぶ事は出来てませんが砥石も地層によって種類があり、また硬度が違うようでした。刃物の材質によって砥石の相性があるとこまでは分かったのですが、この砥石が一番いいってのは使ってみないと分からないってとこに辿りつきました。

砥石
そこで探す基準として、硬質な砥石、凄く高い物を基準として探しました。
砥石の高い物となるとウン十万円します。

高い砥石は石もいいですが、それなりの大きさと、長方形に形を整えてあります。
ただ包丁や大きな刃物を研ぐのではないので、砥石は小さい物で十分です。

それに適しているのが、砥石の形を整える際や、採掘する際に端材が出ます。 その端材も売られているので、単価が高い石を見付けそれに似た端材を探して購入しました。

私が探したお店は完売でも掲載されてて、これが大量にあるので探すのに一苦労…

砥石の面訂
今回、天然砥石で磨きあげようと思い、使っていなかった中砥石も引っ張り出して砥ぎ面の凹凸を平らに面訂して使ってみました。

平坦にした砥石
砥石は、粗砥石、中砥石、仕上げ砥石の3種類あります。
今回、購入したのは仕上げ砥石です。粗砥石はダイヤモンド砥石を使ってます。
名倉砥石も三河名倉の目白と天上の2種類を購入しました。

先日、全てが揃ったので1時間半掛けて印刀から仕上げ刀を磨き上げました。
使ってみると切れ味は一段と良くなり満足しています。気付かせてくれたMに感謝!

友人Mの砥石と自分の砥石は同じ京都の山でも地層が異なるので交換して試してみます。

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