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簡単な転写方法(篆刻)

今回、雁皮紙をつかって印面に文字を転写させてみました。

雁皮紙の転写は数年ぶりぐらいでした。

まず、雁皮紙を印面より大きく切って用意します。

事前に下書きをしていた紙の上に雁皮紙を置いて墨で文字を書いていきます。

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次に、書いた側を印面に当てて位置を調整します。位置が確定したらズレないように四方を折ります。

折らなくて左手で雁皮紙と印材を握って動かないようにすれば問題ありません。

位置が決まったら、水を付けて転写させますが、水は湿る程度にしないと墨が滲みます。私は、机に水を1滴たらして、それを指に少しだけ付けて、その水を雁皮紙に叩くように全体になじませます。

その後は、ティッシュを上に置いて筆で擦って転写させます。

雁皮紙が乾燥したら、ゆっくり剥がしていくと文字が転写されているのが分かります。こうなればOKです。

転写後、女の形が游に合わないので修正。サンズイが傾いていたので傾きを修正など文字の修正を加えて布字が完成。

布字を終えたら刻すだけなので、あとはサクサクっと15分程度で刻し終えました。

サクッと刻して、パリッとヒビが走って色んなとこに欠けやヒビが出ました…。自然にできた欠けが不自然にできた欠けに見えたので、細かい補刀を加える羽目に…orz

また、河野隆先生が、鉄筆で叩いて周囲の雅味を付けていた動画を観たので真似してみたらトンでもない事になり、周囲もかなり補刀を加えました。
右下の角は、修復困難となり斜めに砕きました(汗)

印文:游娯
意味:あそび楽しむこと
大きさ:30mm角
印材:青田石

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