楽して上達するなら
講習生の仕上げ刀を預かっているので、刃先の形状を変えるべきと思うが、変えないで欲しいとのことで形状は変えず、ちょっと一工夫して刃先の強度を上げたりしてますが、どうやっても切れ味がすぐ悪くなる。
大きな原因は、鋼が打ってないこと。
これは致命的です。
日本の刃物は、鋼と鉄を合わせて刃物を作っています。
鋼がないので少し使うだけで、拡大鏡でみると細かく刃こぼれが起きていて切れ味が落ちます。
あとは、小手先の技術と、力で押し切って仕上げるしかありませんが、三文判ていどならいいでしょうが、納得いく物をつくろうとすると無駄に時間と労力が掛かります。
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消しゴム判子を彫る際のデザインカッターのような形状の仕上げ刀をたまに見掛けます。柔らかい消しゴム判子を彫るなら問題ないでしょうが、柔らかくても木材を削ります。
特に薄くすることで刃の強度が落ちて刃こぼれを起こしやすくなります。更に刃先が鋭いので、非常に折れやすくなります。
今回、預かっている仕上げ刀は、どう工夫しても厳しい。ましてや初心者には苦労するだけで技術の上達は非常に困難なものとなります。
まずは、道具を揃え、刃物の研ぎ方を身に着けることが、楽して上達する道です。
私は、新潟県燕三条市の鍛冶屋さんに打ってもらっている印刀を使ってます。問屋から仕入れる刃物より安く、物はけた違いにいい。請求書を見てもっと料金を高く取って下さいと言ったほどです。
コメント
上達するには、まずは道具を揃えて、刃の研ぎかたを身につけないとならないですね。刃の研きかた難しそうですね
印刀の研ぎ方は、毎日、真剣にやれば数ヶ月で身に付きます。
毎日やれるかどうか、そこがだけで難しくはないですよ。