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開発を刻す

楽篆の課題、開発を金文で刻す

東京芸術大学の学生さんの作品提出の締切り前には全てのサポートを終えてホッとひと段落。

と、思ったが、ひと段落ではなかった…(汗)

机の片隅にコロンと置かれている15mm角に「開発」と字入れされたままの石材が… う~ん、これは字入れした後に一旦寝かせていた石材ですね…(汗)

今回は印材に文字を書き入れたのが10月上旬、月末の締切りまで時間があるので、寝かせて吟味しようというので刻する事を止めていた作でした。 あ~明日には刻さないと…と、思ってその日は見なかった事にして、そっと元に戻しておきました。

で、翌日、最近、引き出しから引っ張り出したソニーのアクションカムで撮影してみました。

字入れの後半 ~ 刻す ~ 捺印まで撮影してます。
印材に文字を書き入れる字入れは墨と、修正する朱墨で書いたり消したりして書き上げていきます。

刻し方は教わっていない…

ので、試行錯誤の末、行き着いた刻し方です。 なるべくスパッとした切れ味が出る直線を出す様に思い切って引いて刻すように心掛けてます。

細かいとこを刻す時は…

鉛筆を持つようにして持ち、左親指でいき過ぎないよう止める感じで構えます。 勢い余って親指に刀を当てても簡単には刺さりません。 ま、刺さったとしても大した傷にならないと思います。 何度も刺されば皮が硬くなるので心配無用かと。

楽篆の課題、開発を金文で刻す

今回も捺印後に刀の入れ方をここは一旦、止めて、再度この辺りから入れてみるとといいかな?とか、もっと大胆に刀を突き立てるべきかなとか考えるので試行錯誤は尽きません。

今回の作はどう評価されるか楽しみです。

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