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金沢21世紀美術館でのイベント

様々な朱肉

土日に金沢21世紀美術館で行われた印章展2017金沢。
今回、担当したブースは朱肉。 最近、一般的に使われているスポンジにインクを染ましたスポンジ朱肉から、昔から使われている練り朱肉の説明でした。

今ではスポンジ朱肉の存在で長期保存する書類、契約書などに用いる一般の方は余り見掛ける事がなくなった練り朱肉。 正直、私は印泥しか使ってきていないので接客する前に練り朱肉の材料、作り方をパネルなどを読んで学習してからの説明でした(笑)

スポンジ朱肉、練り朱肉の違い

また、数種類のスポンジ朱肉や、練り朱肉が捺印体験できるブースもあり、各メーカーで色合いの違いも確認でき好みの朱肉を見付ける事も出来ます。 実際、捺してみるとスポンジ朱肉より、断然、練り朱肉の方が色合いや発色はいいですね。

スポンジ朱肉のメリット
1年中、インクの状態一定でインク切れを起こさない限り問題なく使える。
捺印してすぐに乾く。

練り朱肉のメリット
メーカーによるものがあるが、色合い、発色ともにスポンジ朱肉より綺麗。
硫化水銀が入っている物は100年経っても色あせしない。
なんと言っても重みがある。
但し、使っていると表面の油がなくなり硬くなるので、ヘラで朱肉のかたまりを練って上げる必要がある。気温室温によって油分の調整が必要。
大きな契約などは練り朱肉をお勧めします。

昔の資料

他には昔の印鑑や、ゴム印などが捺印された資料や、書物などが展示してありました。

ギネスブックに載った世界最大の判子

2年前に全印連青年部で作って世界最大の判子としてギネス登録された印影の掛け軸も展示
横幅約2m、高さ4mほどの掛け軸に捺されてあります。
神社には、実物も展示してあります。

印材の種類

最後に…
印材の紹介ブース 担当は神奈川の水嶋氏。

埼玉の中原氏が自費で作製した顔が大きくなる箱(笑)
箱の前面に特殊なレンズパネルが貼られ、中にはLEDライトがあり顔を照らしてます。
レンズパネルは特注品で1枚が1万円近くするとか…。それを3つ作って来てました。Σ(・ω・ノ)ノ!ビックリ

金沢21世紀美術館にいながらも・・・美術館を見て回らずに終わってしまいました…orz

今までお金と時間をつくって手伝いに行ってもなって考えが強く2ヶ月前は展覧会の締切り前とあって行く気は全くありませんでしたが、行くと知識以外にも色々得る物が多く仕事をしていく上での幅が広がる感じがあります。 今回、行かなかったら井の中の蛙になっていたでしょう。 やはりアンテナを高くして、行動を起こす事は大切ですね。

一番、悔やむのはローラちゃんがそばに居たのに気が付かなったこと…orz アンテナが低かった… (そこかよ…)

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