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機械の優れている面

毎日1本は刃先が折れて、粗砥石の出番が多くなっている。
お蔭で爪の周りが黒くなり取れず、ブラシで指先を洗ってます…(苦笑)

たいてい片方の角が折れるので、もう少しで彫り終えると言う時は、力を折れてないもう片方のエッジの方にほんの少し重点を変えて彫り下げていきます。

印面の底を平らにする底さらいは出来ませんので研ぎ直します。
(粗彫りを終えて、縁のみ仕上げを入れてる段階の物です。)

研ぎ直して底を平らにしていくと、特に象牙は刀の切れ栄えがしますし、そこも綺麗になります。

肉眼では見えないほど拡大して見ると刀の跡が見えます。
この点、機械は綺麗に彫っていくので優れものです。

機械は優れた物ですが、使い手が文字までパソコンの文字を使う点と、彫り上がった後の仕上げをまともに出来てない点に問題があると思います。

印鑑の重要な点は…

1、手で書かれたバランスの取れた綺麗な文字であるか。

2、彫られた後(機械彫りでも)、仕上げ刀により綺麗な線が造り出されているか。

細かい事をいうと他にもありますが、重要なポイントとしてです。

宮崎県庁に納める印鑑はパソコンの文字は禁止となってます。
安全性を考慮して、法律でパソコンの文字禁止となるべきだと思うんだが…。

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