摸刻で学ぶ
今年最後の篆刻の講習会でした。宮崎県美術展へ向けての作品づくりでした。
今回から摸刻に徹して作品づくりに入ってます。摸刻とは同じ作品をつくることです。書道でいう臨書です。
摸刻をすることで起筆終筆、文字の構成、雅味の入れ方など細部分に渡って学べる。我流を修正することにもなります。
一番、勉強になる方法は作品を見ながら、印材に直接書き入れることですが、そこまで時間が割けないので作品を雁皮紙に書き写して転写させる方法を取ってます。
サクサク書いていくと、墨が乾いてない部分に触れて散ってしまっているので転写後に修正することにします。
時間があったので、2枚目を書き上げました。 雁皮紙は水分を含むと縮むので、2枚目は輪郭のみを書きました。 転写がカスレても補えるように輪郭を太くしました。 これで縮みほとんどなくて原寸に近い状態になりました。
1個目は丁寧に刻して、2個目、3個目はミスを気にせず大胆に思い切って刻してみます。