象牙の加工(その壱)
今日は大寒ですね。
1年で一番寒いと言われてます。日本海側では雪かな?
宮崎の南西部に位置する新燃岳では噴火が起きて、灰が降る街は灰で銀世界になってます。
日曜日に宿泊したので月曜日に象牙の輸入加工問屋㈱タカイチに行って来ました。
事前にアポを取ってましたが、私一人に5時間も社長と営業担当者のお二方に案内して頂き恐縮しました。話を聞くと警察の科捜研の方も偽造印影等の研修の一環で来られたそうです。
象牙には大きく密林に生息している象の牙の透明感のあるハード材と、草原に生息している象の牙であるソフト材と2つあります。
三味線のバチや、琴の弦を張ってる部分はハード材です。
画像の物はソフト材です。
曲がりが大きくズングリムックリしてるのが特徴です。
象牙は草原で亡くなっている象や、数が増え過ぎて間引きしている象の牙が倉庫で保管され、国際会議で許可が出るまで倉庫で眠ってますが、海外の保管の状況がよくなくヒビが入ってる牙がかなりあってロスが多いようです。
これはマンモスの牙です。
永久凍土の中で冷凍保存なので化石にはなっていません。
今年の5日の新聞にはマンモスのDNA核を取り出すことが可能になり、アフリカ象を使ってマンモスを復活させる事が技術的に可能になったそうです。
もしかしたら、5年後か10年後に動物園にマンモスの赤ちゃんが生まれるかも?
≪ 次は、加工の工場へ… ≫
■ ㈱タカイチ