印鑑屋の辞書 ~「親」~
何気なく「字通」を開きました。
そこに「親」が載ってて、説明に興味をそそられ読んでみました。
小学校の時に“親”と言う漢字は
「木の上の様な高い所から立って見守ってる」と習いました。
ですが、これが間違った説明だと知りました。
片(立・木)の上の“立”は立つではなく“辛”って漢字なんです。
それが、省略されて“立”になってしまったみたいです。
B4版の辞書「字通」の一部です。
神事に用いる木を選ぶ時に辛(針)をうち、切り出した木を“新”と言われ
その木で神位を作り、拝することを“親”というみたいです。
父母の意味に用いるのは、新しい位牌が父母である事が多いことから用いたのではないかと書いて有りました。
位牌を拝するのは、親しい関係から「親愛」の意味となったとも書いてありました。
印鑑に字入れする時になんでこの漢字はこんな風になってるのだろ?って
ちょくちょく考えさせられます。
そんな時に調べて意味を分かって字を書いていく方がいいなって思いました。