はんこの展覧会

大阪印章組合が主催で毎年行われるはんこの展覧会に土曜日に行ってきました。
今回、篆刻の部で銀賞、版下の部で褒状を頂きましたので表彰式に参加させて頂きました。

部門は木口角印、実印・認印、篆刻、版下、ゴム印密刻、刻字、書道半紙、条幅とあります。
版下の部門です。現在はパソコンの文字でゴム印を作っているので需要は少なくなってきてますが、本来はこの様に筆で文字を書いてそれを元にゴム印を作ってました。
当店でもパソコンの文字だけでなく、御注文によっては版下を書き、そこからゴム印に起こして作ることもおります。

刻字と言われ板をノミで削り柿渋や、金箔は貼って仕上げます。
この様な形で看板、表札なども作ることもあります。

ゴム印密刻です。細かい図案をゴムに転写して彫っていきます。
佐賀の小林さんの無鑑査の作で置いて展示されてました。実用品ではなく芸術作品です。凄いの一言でした。

今年５月に亡くなられた二葉一成先生の作品も展示されてました。
大印展に大きな貢献をされ日展にも数多く入選をし受賞もされてました。
三田村先生からは悔しさを噛みしめる場でもあると言われ正にその通りだと思います。
結果をしるだけでなく、行くことで得る物はありました。
それにしても受賞された方の作品は素晴らしい。
同じ講習会生もかなり受賞していたので今後の良き励みになります。