日々のこと

BLOG

細い線を出す筆


先日、大阪の講習会で午後に15分ほど別の階にある書道の講習会場へ行かせて貰ってます。 そこで半紙2文字4作(隷書2、行書1、楷書1)と、細字を見て貰ってます。
細字は画像右側の半紙に名前を書く筆で書いてますが、力の入れ具合が難しく太細が極端になり上手く書けないと筆を持っていって相談しました。
そしたら「この筆でこのサイズは難しい。写巻小楷の穂先半分まで落として書きなさい」とのことでした。
画像左手の筆は手紙などを書く際に使う筆です。
写巻小楷なみに細い線が書け凄く使い易い筆です。
呉昌碩 篆刻小って書いてある筆です。
どこで買ったのか分からないので頻繁に使わず大切に使ってます。

写巻小楷は300円の小筆で細い線を出せるのでいいのですが、なにぶん耐久性に乏し過ぎる欠点があります。
穂先の毛が抜けていってすぐ使えなくなります。
でも、他にこれに見合う筆が無いので10本まとめて買ってきました。
1本は大印展の版下作品で使い切ると思います。