油の調整
印泥に油が多く必要以上に印に朱がまとわり付いて綺麗な印影が出ません。
今まで油とり紙を貼って何度も交換してましたが、油を適度にする為にかなりの枚数を交換しないといけないので、ヨモギ茶をお茶として使った後に乾燥した物を入れました。
もともと印泥の中にはモグサが入ってます。モグサは、ヨモギを乾燥させたものです。
だからヨモギ茶を乾燥させた物を入れるのは全く別の物を入れるわけでもないのです。
これは大阪の講習会で講師に教わりました。
専用のヘラでは短いので割り箸でひたすら練ります。
練れば練るほど固くなり結構大変ですが、今回は量が少ないので30分ほどで練り上がりました。
捺印したら少し薄いので暖めるとよくなります。
10℃以下になると薄すぎるかな?室温によって粘性が変わります。
油が少なかったら蓖麻子油をいれて調整もできます。