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潜ってます(2)


講習が始まる前に一番年配の二葉様が大印講習会の設立の話しをして頂きました。
内容を掻い摘んで話しますと、50年前の大阪の印鑑屋は彫る技術はあったが漢字の意味、成立ちを知らずに文字を書いてたので誤字が多かった様です。
篆書体と言うのは文字の一部を許容範囲内で曲げたり、短くしたりできます。
また、1つの文字でも数通り文字の形があります。
なので、チョッとした事で誤字に繋がる事があります。

また、漢字は指事、象形、会意、諧聲、転註、假借の六儀から出来てます。
そのどれからどういう風な意味合いで作られたのかを調べる必要があります。
小学校でも“明”を太陽の日と、夜空の月で明るいから“明”と教わりましたが、今となってこれも間違いと知りました。
明の月の部分は夜空の月ですが、日の部分は天窓を表す文字でした。
夜に天窓から月の光が射し込んで明るくなるので“明”という漢字ができました。

今、二葉様が新聞に記事を連載されてる一つをコピーされた物を頂きました。
その記事は分かり易く丁寧に書いてあります。
名前のとこに目をやると“二葉一成”とありました。
篆刻でも名前を馳せてる“二葉一成”先生だったとは…
作品はよく目にしてて名前も覚えてました。
その大御所が目の前に…(汗)
やはり、業界の著名人の名前は覚えておこうと思う今日この頃でした。
余りにも知らな過ぎる…。orz