黒錆加工(錆止め処理)
キャンプで薪割りや、削って道具を作る際に使うナイフですが、ステンレスではないので錆びてきます。 既に刃と持ち手の堺辺りに錆びて赤くなってきたのでサンドペーパーで錆を落としました。
ネット調べると、赤錆を防ぐには先に黒く錆びさせる加工を施すといいらしいので、黒錆加工とやらをやってみました。
まずは刃を研いで、全体を油を取ります。
脱脂するシリコンオフスプレーもありますが、今回は洗剤で洗い油膜を落としました。
私は刃の峰の部分も400番のサンドペーパーで磨き、ヘアラインを付けました。
紅茶のティパックを3つほど入れて弱火でグツグツと煮込みます。
割り箸でティーパックをかき混ぜて濃くしていきます。
濃ゆくした紅茶と、酢を7:3で混ぜるとありました。
酢がなかったのでクエン酸を小さじ3杯ほど入れてかき混ぜた物を用意して、そこに煮詰めた紅茶を投入。
あとはナイフを漬け込み2時間ほど放置。
入れると泡が立ってきますが、それは酸化反応で出る泡と思われます。
2時間ほど経って、出すといい感じに黒くなってます!
この状態で触ると錆がとれるので、ドライヤーで乾かします。
乾かすとこんな感じに黒錆で覆われてます。
この黒錆を付けることで赤錆を防止できます。
このナイフは、スウェーデン製のモーラナイフのヘビーデューティって有名ナイフですが、2,000~2,500円ほどで購入できる安くて使えるナイフです。
初心者なので使い込んで研ぎ方や、削り方など勉強させて頂きます。
今回の黒錆加工は印刀にも応用できます。
2本ほど錆ボロボロになってますが、この黒錆加工を施せば錆びて朽ちることなく長く使えそうです。遊びから得たことが、仕事にも活かせるいい事ですね。^^