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印稿の修正(篆刻:善游者溺)

先週、読売書法展の出品票が届いていたので作品づくりに着手。昨年の出品作の選文が良くないとのことで師匠が20点ほど選らんだお題が届いていました。今回はその中の一つの善游者溺(ぜんゆうしゃでき)を朱文で作ってみようと思います。

「夫善游者溺、善騎者墮」の一文
読み:善く游(およ)ぐ者は溺れ、善く騎(の)る者は堕ちる。
意味:泳ぎが得意な者が溺れ、乗馬の上手い者が落馬する。人は得意とすることで失敗しやすいことのたとえ。自信過剰になるなという戒め。
出典:淮南子(エナンジ)
前漢の武帝の頃、淮南王劉安(リュウアン。紀元前179年 – 紀元前122年)が学者を集めて編纂させた思想書。

当初、善の字形を上下に羊、言が組み合わさった字形を書きましたが、他の3文字に合わないので、羊の下に言言が入った字形に変更することにしました。

墨で消して、白でザックリと書いていきます。書くというか塗りつぶす状態になってしまってます。この状態から墨で上塗りしながら字形を整えていきます。

游、溺の字形も縦画が多すぎるので、この二文字も別の字形に変更します。こうなると大幅の修正になるので、湿らせたタオルで拭き取る方が良さそうに思えてきました。台紙は、多少湿っても波打たないように官製はがきの1.5倍ほどの厚さの紙を使ってます。

今年は入選のみとならないように取り組みます。

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