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いい加減な印鑑を手にして悔やまれるお客様に接するのは辛い

先月、書きあげて転写までしてた「和顔愛語」
今朝は、じっくり見直して手直しをしてます。

印をつくる上で書いたり消したりを繰り返して完成図となる印稿を描くことが一番面白みがある。

パソコン上でタイピングして出した文字を曲げたり伸ばしたりしているだけでは本当の文字をデザインする楽しみには到達できないし、美しい印なんて出来ない。

ペンタブを使って作り込めば別だが、それでも文字は下手でもいいからパソコンの文字でなく、作り手の文字を使うのが印鑑の絶対条件となる“唯一無二の存在”が確実に成り立ち、そうする事が印鑑を販売する者として商売上の道義と思う。

特にお子さん、お孫さんへ一生物を贈るお客様に対して、パソコンの文字を並べて作るいい加減な印を提供するのはどうかと思う。他店で作られたとは言え、いい加減な印鑑を手にして悔やまれるお客様に接するのは辛い。

昨年は3件の御相談を受けた。今年は1件。
氷山の一角にすぎないが、田舎の印章店でこの数字です。全国を考えるとどれだけの方が悔やまれて泣き寝入りされているか。印章業者は考えて欲しい。

ただ、素人の印鑑屋が多いので、いい加減な印鑑をいい加減と感じない。社会的重要な役割を持つ印鑑なのにその点が大きな問題だ。

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