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実印サイズで「和為貴」を仕上げる

今週の #8時だよ全印集合 のお題となっていた「和為貴」
論語から出典で、日本では聖徳太子が十七条憲法の冒頭に掲げた以和為貴にもなった。

【意味】
和だけが先行するのではなく、それと同時に社会生活の規範がしっかりと確立されていなければならない。

材料:象牙(上)
大きさ:5分丸(直径 約15mm)
印材の中で程よい硬さと重厚感があり、朱ののりが良い最高の印材。

15年ほど輸入されていません。
もともと日本に入ってきてた象牙は、自然死した象から採取したり、村を襲った際に日本では熊を駆除するように駆除された象から採取された牙が入ってきてました。今は、輸出入ができないので現地で朽ちていってます。

枠は少し太目で、文字を細くしてコントラスト付ける中枠の細字で作りました。

書体は、篆書体です。
為の文字は、印鑑屋さんが使う字典には載ってない字形を採用してます。

仕上げ有無での違いが分かるように貴の左半分だけ仕上げてみました。
残念なことに多くの印鑑が、この仕上げをせずに未完成のまま販売されています。まず、印鑑屋が、印鑑の仕上げを彫りカス取りと思っていて理解していないのが大きな問題です。

仕上げに2時間ほど掛かってますが、その一部を動画撮影してみました。

他の動画もYouTubeにアップしておりますので、お時間がありましたらご覧くださいませ。

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貴の貝の左右の空間を埋めようと貝の横幅を広げると、貴が大きく見えてしまうので、若干絞った字形にしました。

和為の左縦画が円の中心。
貝の幅を広げて大きく見える分、和為を円中央から左に広げて、その分、貴を狭めることもやってみたいと思います。

4文字より、3文字の方が難儀する(汗)

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