スタッフUのつぶやき
スタッフUです。
店主が、技能グランプリの練習ができないほど忙しい状況なので、代わってブログを書かかせて頂いてます。
お店には、さまざまなお客様がいらっしゃいます。先日、お店に入ると物静かなカップルが神妙な面持ちでカウンターに座って店主と面談中でした。
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「この画数の組合せなら、バランスが取れてていいですよ。大丈夫です! かなり悩んだでしょう。我が子への最初のプレゼントですから、その苦労は後々いい想い出になりますよ。」
と、いう店主の言葉に緊張の糸がフッと切れて、おふたりの顔に安堵の笑みがほころんでました。
どうやら、ご夫妻で赤ちゃんの命名のご相談と、赤ちゃんの実印を作製のことでいらっしゃってるご様子でした。
赤ちゃんの実印…
当店では、実印は“姓”でなく、男女ともに“名”を刻みます。 また社会に出るまで、実印を銀行印として兼ねて御使用になられることをオススメしております。
私にも経験があります。
子どもにとびきり良い名前をつけてあげようと思って、いくつもいくつも考えて悩んだなぁ。だからこそ、ご夫妻の安堵の気持ちがよくわかるし、安心されたご様子に、こちらまで嬉しくなりました。
もう10年前になるけれど、私も店主に自分の子どもの実印を作ってもらった。
たとえ画数が悪くとも幸せになれるというお守りを貰ったような感じになり、心から安心できたことを覚えています。
店主は、ひとつひとつ真心込めて印を彫っていきます。
その印にはそこに刻まれる名前への祈りが込められているようだと、私は思う。
映画の千と千尋の神隠しでも名前の持つ力が出てきたけれど、名前をつける人の思いやそこに関わる人たちの思いがこもっているのだもの。そうだよね。
またひとつ、世界にたったひとつの大事な印鑑が出来上がるんだなぁと思いながら、今日もせっせと雑務の整理。
スタッフUでした。