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砥石の面を平らにする

今朝は…、今朝ものんびり7時前に店に行く。
今朝は開店前の仕事として印刀を研ぐことから。

印刀が切れないと苦労するだけなので切れあじが落ちたらすぐ研ぐ。
この切れ味も実印、銀行印、認印などの個人印を2、3本彫ったら切れ味は落ちます。法人印だと1本彫ったら研ぎ直しです。

砥石の面が平らか確認

刀を研ぐ前に砥石を研ぎます。
この砥石に凹みがあれば見た目は綺麗に研げていても目視できないレベルで刃先は狂っていて冴えた切れ味はでません。

触ってもどこが凹んでいるか分からないので、鉛筆で線を引きます。線を引いたら水を掛けて同じぐらいの仕上げ砥石で研ぎます。

触っただけでは分からない凹み

すると鉛筆の線が残っている部分が凹んでいることが確認できます。

0.1mm以下の凹みなので触っただけでは全く分からないので、触って大丈夫と思い込みその状態で研げば、ある程度は研げるので切れない事はないですが、冴えた切れ味は出ません。

砥石を砥石で研ぐ

私の場合、ツルツルになって使い物にならなくなった1,000番の金属製ダイヤモンド砥石で仕上げ砥石を研ぎます。

※これが良いやり方ではないと思うので、真似しない方がいいと思います。

最後は仕上げ砥石で研ぐ

ツルツルになったダイヤモンド砥石で削ったあと、水を掛けながら仕上げ砥石で研いでいきます。

研ぐ際は、力を入れ過ぎないように気を付けてます。

砥石を選ぶポイント

また私が使っている仕上げ砥石は研げることは研げますが、ヒビが入っているのでいい砥石というわけでもありません。印刀を研ぐには、包丁を研ぐような面積は必要ないのでヒビを避けて使ってます。

また同等レベルの砥石を手に入れることが田舎では困難なので、この砥石を使ってます。

今の砥石に行きつくまでに何個も買いました。
選ぶポイントは

「硬さ」

この一点です。
砥石に詳しくないので、硬さだけで選んでます。
柔らかい砥石は、仕上げ砥石として向かないと思います。

端材なら3~5千円で購入できます。
綺麗な長方形の物は10万円ほど

砥石はどれを買えばいいのか分からないので色んな種類の端材を何個も買っていき、その中でこれなら使えるとなったのが、形状が悪いですが今の仕上げ砥石です。

端材を3個づつ、3、4回に分けて買っていくと良し悪しが分かり、その内、いい砥石と出会うと思います。

名倉で研ぐ

印刀を研ぐ前は名倉で研ぐことで、名倉の微粒子が砥石の表面にでてきます。この微粒子が研磨剤の役目を果たし印刀を研ぎ澄ますことができます。

あとは、砥石のヒビを避けて印刀が傾かないように一定の力で研いでいくと切れる印刀ができあがります。

綺麗に研げた状態でも切れ味の違いがあることは、文章だけでは伝えられないものがあるので、いい砥石を手入れして何度も研いで切れ味を確かめていく良いかと思います。

印鑑の切れた線を表現するために、常に印刀を手入れして良い状態を保つ必要があります。

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