日々のこと

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腕を上げるコツ

一昨日の夜、印章彫刻一級技能士の試験対策としての印稿が届きましたので、添削をしました。

睡眠時間は確保したいので、やむなく朝はパンをかじりながら1時間ほど書き、昼食は15分で済ませ、40分ほど添削に費やし、夕食は30分で済ませて夜1時間ほど掛けて添削。

添削しながら、自分が受けた時はどうだったかと振り返ってみましたが、自分がどんな物を彫ったかは忘れたが酷かったと思う(笑) 練習は4、5本しか彫ってなかったような。

だから、10年前の大阪の講習生が受ける際の練習量が20本以上彫っていたのには驚きました。私は短期集中はできないので、日頃、仕事で彫っていたので良かったとつくづく思いました。

印章木口一級技能士は、仕事が出来るというレベルではなく、仕事の流れを知ってる程度なので、技能士になった後、どれだけ努力するかです。鍛錬を怠ったり、機械に任せの仕事をしていたら、1年も経たず初心者と同じレベルに落ちます。

印鑑屋は、技能士でなくても商売はできます。
商売の為に肩書き欲しさで取るというのは、お客様を欺く行為であり如何なものかと思います。技能士になるなら、お客様の為にも鍛錬を積むことが必要。

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今回、送られてきた印稿は、前回の物より飛躍してました!
ま、誤字があるもののこれは勘違い程度なので、次、気を付ければいいだけ。

それよりも…

中央の代表取締役印の文字は修正がされているが、周囲の「東邦電気工事株式会社」の文字は修正されてない文字が多く残念で仕方がない。

修正を加えてて下手なら努力が垣間見れていいが、お客様の為に技術を向上させなければならない者が修正を加えず雑なのは大きな問題。

今回の印稿はあまり時間を掛けてない物と判断せざる負えない。
私も2時間程度の修正なので、粗さが目立ちますが、全部の文字を何度も修正しながら書き上げました。そこから講評をまとめましたので、そこそこ時間をつくりました。

睡眠時間を7~8時間とっても仕事とは別に1日で2~3時間をつくって添削しました。1週間あれば最低14時間は練習ができる計算になります。休日、練習をすればかなりの時間がつくれるはず。

一級技能士の試験は、5時間半。
5時間で仕上げて捺印、残り30分は版下を書かないといけない。
5時間以内で1本なら、1週間で2本は彫れる。

上手くなるには…

1、時間をつくること。
2、鍛錬と鍛錬の時間を24時間以上あけないこと。
3、妥協点を高めること。

妥協点を高める為には…

字典の文字や、上位作の文字を一文字、一文字観察して分析をすることが重要です。 綺麗な作、綺麗な文字を見て理解しないと何年経っても妥協点は低いままです。

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