短期納期が、難しい理由…

月曜日に友人Yから６月に法人にするから法務局に登録する法人の実印を作って欲しいので日数はどのくらい掛かるかと相談を受け、７～１０日間もらえたら有難い、６月なら難なくつくれるよと伝え、翌日、来店することになってました。

印鑑の作製は、他の仕事がない状態で、店を閉めて作業すれば１日で作れますが、すでに受注を頂いている仕事や、昼間は接客などでなかなか作業が進まないので、日数を多く頂いております。

スタッフUさんも彫刻機を扱えるようになってきたので、パソコンの文字でつくる方法ならUさんでも１時間も掛からず作れますが、当店は、手書きの文字でつくるので作業時間も８倍ほど掛かります。

じっくり作る象牙(上上)、象牙(特上)に関しては、印稿に掛ける時間も通常より長いので最低２週間は頂いて製作させて頂いております。

友人Ｙと話した翌日、電話が入り行政書士さんが明後日に印鑑が欲しいと言われたと…(汗)

納期３日…(汗)

言われた当日は、受注をうけている仕事があるので、製作に当たるのは翌日～納品日のお昼ごろまで…。

昨日は、閉店時間を１時間繰り上げて店を閉めての作業でした。店を閉めた後は、連日の睡眠不足から疲れ切ってて２時間ほど床で寝てました…(苦笑)

夜中の作業を経て、本日10時過ぎにようやく完成し、小筆で書き物をしてお渡し準備も終えました。

友人なので「ごめん、あと１日納期をずらして」と言えるので受けましたが、一般のお客様からの短期間での納期のご依頼は、お約束が出来ないと判断した場合はお断りすることが御座います。

本日は、象牙（上上）の実印２本は出来上がっており、書き物も終えたので、これから木箱に納め納品準備となります。

象牙(上上)、象牙(特上)のみ、井上家具製作室の井上さんに作って貰った１枚板から作り出した当店オリジナルの木箱に納めております。

午後は、冠婚葬祭につかう熨斗袋におすゴム印を手書きでの依頼を頂いておりますので、ひと筆振るいたいと思います。

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