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印刀をつくる

印刀

ここ数年、7本ある粗彫り用の印刀の内、1本が刃こぼれが激しく使っていなかった。

だから下の画像のように4番と、6番の印刀の幅の差が大きく、6番の印刀で広い部分を彫った後は、いきなり細くなった4番の印刀で彫ってました。なので、5番があれば1刀で彫れる部分を細い4番で何度も彫って時間ロスしてました。

今回の技能グランプリの課題は、結構、余白が多いので幅が広い印刀を多用します。 70分以内に確実に彫り上げるので無くてもいいかなと思っていましたが、確実に粗彫りをしっかり彫り上げることを考えて5番の印刀をつくってみました。

私が使っている印刀は、市販されている巾の物でないので印刀の側面を削って自分なり印刀の幅を作らないといけません。 なので、サラのダイヤモンド砥石を下ろし、150番で側面を研ぎ落して5番の印刀を作ります。

これが、細く長い刀を研ぐので結構大変…
片方を研いだら、もう片方を研いで角度確認を繰り返しながら2時間ほど研いでました。

研ぐのが下手なので、右手、親指は割け、左手人差し指と、薬指は薄皮が剥げ砥石が赤くなっていきます。 親指は、神経がないのか痛みはありません。

刃物を研ぐ

150番で形を整えると、あとは600番、1,000番、3,000番、6,000番、天然砥石と砥石を替えながら研ぎ上げていきます。

最後は、鏡面仕上げになると完成です。
数年ぶりに1~6番の印刀が揃いました。

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これで5番が出来たので、印面に印刀を入れる回数が減ります。
更なるクオリティアップと、タイムアップといきたいとこですが、そう簡単にはいかないと思いますので、1、2個彫ってどこに5番が合うか確認してみます。

1発目は、5番で彫るとこを考えながらだから1時間15分ぐらいかな? 目標は、焦らず気を抜いた状態で彫っても1時間で粗彫りを終える事だな。

練習は、8年前と比較したら少しはした方だと思うが、すでに10個を彫ったという人の話しを聞くと、私の練習量は半分以下(苦笑)

2日で2,3本が限界なので、仕事が混むとなかなか練習ができない。この時期の練習量が少ないのは初めから想定していたこと。だからこそ9月から色んな形で練習はやっていた。あとは、今までの積み重ねがどれだけ通用するかだ。

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