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「春夏冬中」を刻す

みやざき総合美術展に出品する作となる「春夏冬中」を75cm角に白文で刻してました。冬、中、春、夏の順で刻したのが良かった。

「冬」の部分は、サクサクと勢いよく刀を走らせられいい石だと思ったが、「中」になると刃が持たず研ぎ直し、「春」は何とか刻したが夏を刻した始めてすぐ(上の画像の時点)に刃が丸くなり石に突き立てられなく、再度、150番の砥石から研ぎ直しました。

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みやざき総合美術展に出品する篆刻作品

これを3回も繰り返し、3回目は研ぎ方を変え600番の砥石で研いだ後に3,000番の砥石に垂直に刃を当てて刃先の鋭さを落とすように軽く研いでみました。これは功を奏し彫れる面積が増えました。
ですが、夏の左側の黒く潰している部分がまったく刃が立たず3回ほど突き立てると刃が丸くなる始末…

もうここまでか…と、半分、諦め掛けましたが、貰った印刀に鏨(タガネ)になりそうな印刀があったのでそれを研いで鏨として利用してみることにしました。

みやざき総合美術展に出品する白文の篆刻作品

鏨を使い彫金のように刃先を硬い部分に当てて金槌で軽く叩くと、いい感じパッン!と弾けるように硬い部分を砕いていけました。

初めて金槌を使って刻しました。
この石は、今後使わないように側款を入れて置きます。

残すは、朱文。
こっちの石は、同じ青田石でも彫り易そうな色合いなのでサクッと1時間半ほどで刻したいと思います。

今回は、安物の木製額と違って、頂いた高級なステンレス製の額に収めます。今年も篆刻の部で1席を頂きにいきます。

【 関連記事 】
春夏冬中の印稿を書く
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【初商い】
本日、神社の片付けが雨天の為、延期になりましたので、9時からの営業にします。

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