日々のこと

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干支(辛丑)の印を刻す

印刀を砥石で研ぐ

印を刻す前に必ず刃先の欠け具合を確認して研ぎ直します。

今回は、結構、片方の刃先は丸くなっていて、もう片方は欠けていたので150番の砥石で研ぎ直し。 150番→600番→3,000番→6,000番と刃先が鏡面仕上げになるように研ぎ上げていきます。

篆刻は、印材にも左右されますが、基本的に刃が切れてないと、いい線が出ません。印鑑屋さんは、ガタガタの線がいいんだと勘違いされている方が多いのですが、全く違います。スパッと切れた線の中に雅味という侘び寂びが出てくる物がいいのです。

落款印を刻すには、刀の勢いが出すことが大切。

また、石を刻す際はなるべく一発で線を引きます。
右利きなので、右から左へ印刀を入れて刻します。自然と刻した溝はV字になります。

直線ばかりだとゴシック体になるので、筆で書いたように緩やかな線の張りを出します。これは、印稿、字入れの際にきちんと書いておかないといけません。


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2012年の干支となる辛丑の落款印

今回は、土日にイオンモール宮崎で開催される技能まつりの見本づくりとなったので、20mm角で作ってます。

ハガキに2cm角となるとかなり大きな印ですので、絵柄のようなメインとして捺すことになります。

文章の最後に捺す印とするなら8mm~12mmが適切な印となります。

同じ印稿(デザイン)で干支の印を刻すとしたら…
8mm角:10,000円
10mm角:8,000円
12mm角:7,000円

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