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婚姻届けにハンコ不要?

今度は、婚姻届けにハンコ不要という話しが持ち上がってきました。これは、起こるべくして起きたという感じがします。

婚姻届けの押印廃止は、オンライン化ですが、それ以外に以下のような要因はあるかと思います。

重要性とかは関係なく…

印鑑の重要性の問題でなく、インターネットから申請ができるようにする為に印鑑というアナログな物が邪魔となり廃止になった。

これが最大の理由。

数年前から、ネットでの戸籍の届出は制度上可能だったようで、今回の件で知りました。政府の安易な制度設計としか思えない。

婚姻届けにハンコ不要?

三文判ですむ事だから

一般的に「認印」=「 三文判(既製品)」となり下がってしまい、重要な印鑑とは思われなくなっている。

またこういう考え方にも大きな間違いが…
“実印は重要だが、認印は重要な印鑑ではない”という考え方。

認印は、契約に多く使ったり、承認の為(確かに認めましたと意思を相手に伝える)に使う印であって、使用頻度は高く、本来は大きな役割をもっているので、私は一番大切な印鑑と考えてます。

現在は、パソコンの文字の彫りっ放しの印鑑が出回っている事で認識が低くなっている。これは私をはじめ印鑑を売っている者の問題です。

三文判でない認印をつかうことが重要

捺印の重さの理解不足

学校家庭、更に印鑑を売っている印鑑屋であっても捺印の重要性を教えていないという現状があります。 だから、大人であっても捺印の重さが分かっているようで分かっていない。 分かっていないから、家庭でも教えられないという悪循環。教えても保証人にはなるなぐらいでしょうか。

だから、今となっては誰が悪いという事でもなくなってきてると感じます。同時に教育されないという事は、こういう事なのだとつくづく思いました。

以上の3点から、婚姻届けにおいて押印廃止になったのではないかと推測いたしました。(※押印は、市町村によって異なります。)

大切なこと…

今後、押印廃止が更に進み、押印回数が大幅に減ると思われます。ですが、印鑑がなくなるという訳ではありません。必ず認印を使うことがあります。

認印であっても法律上は実印と同じです。
しっかりした知識を備えて、人生を歩まないといけません。

私は、印鑑を作るだけでなく、私の手書きの文字で仕上げた印鑑をお渡しの際、もしくは、本人が高校3年生の進学、就職が決まった後にご来店して頂き、押印の重要性危険な扱い方などをお話しさせて頂くことまでが、仕事と考えております。

印鑑を販売されている方は、ただ渡すだけでなく、印鑑の大切さ、重さ、危険な行為などしっかり学び、お客様に伝えていってはいかがでしょうか。
知識が不十分で押印したがために不利益を被らない為にも切に願います。

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