判子を渡す危険性
入社する際に“認印”を会社に預けて下さいと、要求する企業があります。
給料を出したという承認など会計の方で捺印する為でしょうが、承認を他人に任せるほど危険なことはありません。
印鑑を他の人に渡すということは「自分の権限をあなたに預けますよ」と、いう事なのです。
渡した相手が、あなたから預かった印鑑で借用書に捺印して借金を背負わされることになったら、私は捺してません。 貸したあの人が捺したので知りませんは通用しません。
印鑑を相手に渡すという行為は、兄弟間であっても絶対にやってはいけない行為です。

でも、会社から… 兄弟に言われたから… 渡さざる負えない。と、言いますが、最悪な状況になっても仕方ないと承諾しているようなものです。
会社に渡した印鑑で思いもよらない書類に捺印されて責任を負う羽目になった場合どうなるのか?その点を弁護士に聞きたいとこです。
何か事が起こったら、勝手に捺されたので知りませんでは通らないような気がします。
従業員の立場で預けることを拒否することは簡単ではないでしょう。
なので雇う側がその辺り配慮をしなくてはならないと思います。
繰り返しになりますが…
認印であろうと、法律上は実印と同じですので、絶対に身内であっても渡さない事が鉄則です。
あと、何も書いてない紙に捺印する事は自殺行為なのでやってはいけません。