色紙に捺す印
年内に納める仕事は終え、年明けの納品のものに着手しております。 昨夜は、2月上旬に出品する宮崎県美術展の作品の修正と、中学時代の国語の先生からの依頼で色紙に捺される関防印(10mm×20mm)と、落款印(10m㎡)の印稿を原寸で書いてみました。
関防印とは、書が始まるとこ(右上)捺す印で好きな漢詩、言葉などを刻します。
秋ごろに作った印が何度も印材を割ってしまっていたので、何度もすぐ刻せるように保険を掛ける意味で印稿を書いてます。
これを書いておかないと、印材を割ったり、大事なとこ欠けたりしたら、印面に文字を書き入れる大きな作業から始めないといけないので、印稿を作ってそれを印面に転写して数時間掛かる布字の作業を数秒に短縮させます。
こうする事で納得がいかなかったら再度、刻すことができます。刻すのは1、2時間あれば刻し上げるので楽なもんです。
現段階では骨格程度でしか書けてないのでこれから雅味を加えながら修正していきます。