油とり紙で油を抜く
印泥は買ったままの状態で使うと油分が多く、捺印すると鮮明な線が出ず綺麗な捺印が出来ません。なので、油を抜いて調整しなければなりません。
油をとる方法の1つは油取り紙で油をぬく方法です。
印泥を油とり紙のサイズいっぱいに広げて油取り紙を3、4枚ひいて上から重しを置きます。
4、5時間おきに油とり紙を交換します。
その際、印泥にくっ付いている油取り紙はそのままにして、他を交換します。
2回に1回は印泥の表面が油が抜かれて乾燥してくるので、ヘラでこねてから油取り紙を上から置いて重しで抑えることを何日も繰り返します。
夏と、冬で気温、湿度が違うので印泥の表面に出て来る油の量が違うので、夏用と冬用で準備するのが良いかと思います。
1つしか持ってない場合なら夏に合せた油分にしておき、冬は温めて使うと良いかと思います。温め方はホッカイロや、手早く電子レンジって方法もあります。やり過ぎるとドロドロになるので、その辺りは様子をみながら調整して下さい。