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つくる上で大切なこと

手書き

所属している印章組合からの協力依頼で篆書体で「宮里」を作りました。
彫刻機を使ってもOK!ってので、サクサクと仕事を進めてしまって途中の撮影を忘れてました…orz

今回は、判子の重要な工程である手書きと、仕上げの工程を簡単に説明します。

判子屋は、枠の中に文字を入れ、その文字が美しく見える様にする文字を描く職業です。各々の判子屋さんが身に付けた技量と、文字の味が必須となります。それが独自性であり、他社と同じ物を作らない“安全性”を生みます。

これをパソコンの文字で使うと同じ書体で作れば似たような物が出来上がります。 実際、県をまたいだ郵便局で同じ文字を注文したら、同じ物が届いたとのこと。

それを銀行印として登録すれば、パスワードを「1234」と設定するのと同じです。
なので、文字はその店の店主もしくは、職人さんが書いた文字でなかればならないと思います。

手書き

今回、文字は手書きで、途中の粗彫りを機械を使ってやってみました。
まずは、印の原稿となる印稿を書きます。

字割り線を引いて、文字のサイズを確定させます。
ここでパッと見て「宮」、「里」は同じ大きさに見えますが、「宮」の横幅を「里」より広く取ってます。
もし、これを同じ大きさで書くと、「里」の方が画数が少ないので大きく見えてしまいます。

判子屋さんによってこの処理をしてない。知らない。省いたりしているので印影に違和感を感じます。 実際、大阪の講習会に行くまでは私も知りませんでした(笑)

ライスワークとしての仕事となっていたりすると、向上心がないので気にもしない点です。分かっていない判子屋さんが増えているのが現状です。 判子屋が分からないから、お客は分からないから構わないってとこでしょうか。

粗彫りから仕上げを掛けると

彫刻機で彫り上げたのが左の印影です。
昨今の判子屋さんは、この左側の状態で売っているとこが増えてきてます。

その原因として…

パソコンで編集して、彫刻機しか扱ったことがないく仕上げという本来の作業を知らない、身に付けてない。
仕上げは、彫りカスや判子の縁に出来たバリを取る事が仕上げと思っている。
本来は、彫刻機で彫り上げた後に仕上げを掛けて文字を整え縁などを削っていきます。

消費者は完成された印影の基準がないので良し悪しが判断できないの点を踏まえてのことだと思います。これは今まで情報を配信していない私たちが原因の1つだと思っております。
仕事でお客様の印影はお見せできませんが、サンプルを作って情報提供をしていかないといけないと思っております。

8月3日必着なので昨日発送しました。
9月2日の金沢で開催されるイベントで流す動画のワンシーンに使われるそうです。
今回、初参加しますので8月30日(金)午後 ~ 9月3日(月)まで私は不在となります。

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