日々のこと

BLOG

条幅で使う落款印(2顆)


条幅に捺される落款印で姓名を入れた白文と、雅号の朱文の2顆です。
昨夜、義父の仮通夜から22:30ごろに店に戻り、23時前から辞書を広げ文字を書き出して草稿(デッサン)を開始。


字入れは雁皮紙を使って転写して筆で補筆します。
雁皮の転写が超下手くそで傾きがなければOK!ってレベルです。
なので、その後、筆で全体を書いていく必要があります。

また児は横画を1本減らし、玉は王と区別が付かないと言われそうなので別の形に変更したので修正に時間を取りました。最後は左右の文字の画数が大幅に違うので横幅を1mmほど差を設けてましたが、ちょっと違和感を感じ0.5mmほど差になるように横幅を修正。

更に2時くらいになると室温は22℃を表示してますが、いつもは寒さを感じないのに今朝は寒さを感じたので、朝方まで白湯を飲みながらの作業で乗り切りました。北日本はかなりの冷え込みとニュースに出てましたが、宮崎も冷え込んでます。


なんとか夜明け前に字入れを終えて、白文の方を彫りあげたら6時前でした。
朱文に入る前に休憩と椅子をリクライニングにしたらいつもの如く一瞬で時計が1時間ほど進んでました。
お蔭で疲れが取れて最後の1顆をサクサクと彫り上げられました。
これから捺印して、補刀を加え完成させます。