日々のこと

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父の傍で描き上げた作


一昨年、父は手術後から更に抗がん剤治療となりましたが、病状が悪化の一途となり、昨年の暮れから夜中は父の病室に泊まり込みをしながら宮崎県美術展に出品する「永受嘉福」の印稿を書いていました。

先日、父の看病をすることもなくなり、彫っていなかった作品を彫り上げて出品することにしました。

2度押ししても油分が少ないのでカスレが酷く、印影が取れない。

角井先生宅に行き蓖麻子油を補充してもらいましたが、それでもまだカスレが出たのでファンヒーターの前で印泥を温めてから2度押ししてなんとか印影がとれました。

あとは落款ですが、縦書きの作品が多いので私は横書きの隷書で入れてみようと思います。

仕事が遅れており、お客様には大変ご迷惑をお掛けしており大変申し訳ございません。