日々のこと

BLOG

記念品に毛筆で書く(揮毫屋の悲劇・前編)


高鍋町消防団の坂本団長が紫綬勲章を頂き各部の部長がお祝いするという事で、記念品で台座付の木船(たぶん刺身の船盛?)を作ることになり、その台座の側面に各部長の名前を入れて欲しいと依頼を請けました。
内容を聞いただけで簡単に終わらないなと察しが付きました。
大会直前に何請けてんだ!去年から請けてる仕事もあるのに!!って、自分でも思いながら…請ける際に葛藤がありましたが、消防団を退団する際にお世話になっていたので作らせて頂きました。

日曜日に作製しました。
図面はパソコンで文字を配置して配置した間隔から寸法を出していくやり方で図面起こしをして、その図面を基に板に割り付け線を引いていきます。この作業だけで3時間ほど掛かりました。

その後、割り付け線を目安に下書きをしていき書き終えたら、濃墨で一気に書き上げて行きます。
今回の板はバルサ材なので少しでも墨が薄いと滲んでいき収集が付かなくなりそうなのでドロドロの超濃墨を使用しました。ドロドロしているので行書のハネやハライのカスレが上手く表現できませんでした。
トータル6時間ほど掛かり完成!!
翌日、連絡して取りに来て頂き寄贈という方を取らせて頂きました。
目出度し、目出度し…
とはならず…。
翌日、悲劇が…(つづく…
http://hankoshokunin.miyachan.cc/e360072.html