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揮毫屋の悲劇・後編

前編の続き
休日を利用して6時間ほど掛け書き上げた物を無事、納めることができました。
翌日の朝、悲劇は舞い込んできました。
取りに来られた本部の部長さんがご来店され…
「ニスを塗ったら滲んでしまいました!!」
「もう一度、書いて頂けませんか?金曜日に使いたいのです…」
時間がない… 断るわけにもいかない… やるしかない。
板を夕方までに持ってきて下さいと伝え、夜中にすることにしました。

夜11時までに仕事をひと段落させ、覚悟して2度目の揮毫に入りました。
2度目だからかなり時間が短縮されるだろと甘い思いを抱きながら…。

しかし、そう甘くはなかった。
前回の物を書き上げていく中で、バランスなどの細かい修正をした方がいいと思っていた箇所を修正しながら書いたので、書き終えたら朝の4時…。5時間も掛かってました…orz
朝9時に「出来上がりました」と電話を入れ無事納品完了。
よく「夜中まで仕事をしてるけど忙しいんやね」って言われますが、夜中は仕事でなくこんな事や、大会の練習をやってることがほとんどなのです。(汗)
ニスを塗って散った原因はバルサ材なので濃墨を使わざるおえない事が原因だと思います。
通常なら板に滲まない程度に浸透していくので上からニスを塗ってもコーティングされるだけで済みますが、濃墨を使ったので板に浸透しない墨がニスを塗ることで散っていったと推測できます。
墨で板に書く際はバルサ材は避けた方がいいですね。
後日、祝賀会があり好評だったことを聞き、苦労した甲斐があったと思いました。