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穴がポッコリ


3分5厘丸の黒水牛ですが、印面調整で削ると芯の部分に穴がポッコリと空いてしまいました。
削る前はまったくなかった穴が軽く削っただけで出てきました。それもかなり大きく、そして奥深く…。
運が悪いとしか言いようがない。この印材は完全に破棄材料となりました。
角の根元は空洞となってまして、先の方になると詰まってきて芯と呼ばれる中心部は白く残ってます。
牛角にかんしては真ん中である芯の部分でないと弱くて使えません。なので、芯もちと呼ばれる部分を使います。
安売り店やラジオ広告で「芯もちです!」と誇張してる時がありますが、普通の印章店なら使って当たり前の物なのです。
今回、その芯がポッコリと空き、さらに奥まで続いているので破棄することにしました。
早い段階でわかって良かった。