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拓をとる


先日、篆刻の講習会では側款の練習でした。
側款とは書の最後に書く落款と同様に文章の内容、いつ、誰が彫ったのかを印の側面に刻すので側款といいます。

今回は先輩に拓を取って頂きました。 側款は印泥を付けて捺印するのではなく、一旦、水で湿らせブラシで彫った部分に紙を凹ませます。 その後、丸い綿に布を巻いた物に墨を薄く付けて優しく墨を付けていくと、凹んだ部分には墨が付かなく文字が浮き出てきます。
本来は隷書もしくは、六朝(リクチョウ)造像(ゾウゾウ)という楷書体を使いますが、お遊びで行書も彫ってみました。行書は細い線の部分は浅いので拓が取り辛いです。
すしマヨの包装の後ろ側に印刷されてある朱の部分は私が刻した側款です。黒でと指示を出してましたが、出来上がった朱になってました。デザインの関係かな?出来たら側款なので漆黒がいいのですが。村岡さんに次回、今度伝えてないと…。
明日は拓の取り方をアップします。